ラクトレ1級・2級建築士 法規ブログ講座

1級.2級建築士受験用法規の解説ブログです。通常の教材には書かれていない合格するための㊙テクニックを中心に投稿いたします。

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建築士法24条の3(再委託の制限)

今回は、建築士法の解説です。
2級建築士の試験では、25問中 2問 1級建築士では30問中 5問藻出題される重要分野です。
基本的には、ややこしい条文はないのですが、今から解説する 建築士法24条の3の再委託の制限の条文が
善良なる一般市民には、理解不可能です。
また、ある建築法規の解説書では、間違った解説が載っていました。
私は、この本のために、この条文の理解が妨げられ、何かおかしいと思い続けていましたが、
最近、別な本にキッチリと解説がなされている本を見つけました。
これで、スッキリ致しました。

まずは、条文を載せます。
-------------------------------------
(再委託の制限)
第24条の3 

建築士事務所の開設者は、委託者の許諾を得た場合においても、委託を受けた設計又は工事監理の業務を建築士事務所の開設者以外の者に委託してはならない。

2 建築士事務所の開設者は、委託者の許諾を得た場合においても、委託を受けた設計又は工事監理(いずれも共同住宅その他の多数の者が利用する建築物で政令で定めるものであつて政令で定める規模以上のものの新築工事に係るものに限る。)の業務を、それぞれ一括して他の建築士事務所の開設者に委託してはならない。

-----条文の日本語訳---------------------------------------
【1項】設計事務所登録をした代表者は、施主の了解を得た場合においても、受注した物件の設計又は工事監理の業務を、設計事務所登録をしていない人に委託してはならない。
    →この条文は、設計事務所登録をしていない建築士等に、設計業務を下請けに出してはいけないとの
     条文です。


【2項】設計事務所登録をした代表者は、施主の了解を得た場合においても、階数が3以上かつ、1000㎡以上の、共同住宅の新築工事の設計又は工事監理の業務を、他の設計事務所へ一括下請け(丸投げ)してはならない。
    →この条文は、一定以上の規模の共同住宅の設計業務等は、
     他の設計事務所に丸投げしてはならないという規定です。裏を返せば、分割して下請けに出すことはOKです。

注)共同住宅の規模等は、建築士法施行令8条参照

-----条文の逐次訳---------------------------------------

日本語訳を見れば、そんなに難しい条文ではないのですが、何が難しいかと言いますと、

【1項】建築士事務所の開設者は、委託者の許諾を得た場合においても、委託を受けた設計又は工事監理の業務を建築士事務所の開設者以外の者に委託してはならない。

赤字の設計事務所開設者と青字の設計事務所開設者のという言葉の意味するところが違うのです。
同じ言葉を使っているのですが 対象が同じではないので混乱するのです。
赤字の設計事務所開設者は、設計業務を受注した人(一人)という意味で使ってますが、
青字の設計事務所開設者以外の意味は、世間一般の設計事務所登録していない人全員を意味してます。(‥‥ほとんどの国民全員)

ところが、この青字の設計事務所開設者を 設計業務を受注した人という意味で、捉えると
法律の意味が、まったく異なってきます。

間違ったとらえ方は設計事務所登録をした代表者は、施主の了解を得た場合においても、受注した物件の設計又は工事監理の業務を、設計事務所登録をした代表者以外に、委託してはならない。

……この解釈では、設計業務は受注した本人以外どこにも下請けに出せないという意味になります。
  通常、小さな設計事務所では、難しい構造計算は、構造計算専門の設計事務所に頼む場合がほとんどです。
  こんな解釈では、大変なことが起こります。
  
  こんな解釈を載せている 法規の解説書が現に存在するのです!

  富山の金ちゃんは、近日中に、この出版社に対して、質問状を送る予定です!




出版社から回答が来ました!!!

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ラクトレ建築資格スクール

      代表 金森 亮一 様

 

 この度は、『************』に対するご指摘ありがとうございます。

 間違いがあってはと、日々確認作業はしているつもりでしたが、今回の件はご指摘の通り、間違がっておりました。

 大変遅くなり申し訳ありませんが、修正したものをお送り致します。

  今回お送りするもの

 ・修正箇所を示したものを1

 ・修正を終えたページのコピーを20

 

『********』を教科書として採用して下さり、ありがとうございます。
 また、わかりやすく解説しているとのご感想を下さり、ありがとうございます。

 今後とも、よろしくお願い申し上げます。




【訂正内容です!】

建築士法24条の3

  
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