ラクトレ1級・2級建築士 法規ブログ講座

1級.2級建築士受験用法規の解説ブログです。通常の教材には書かれていない合格するための㊙テクニックを中心に投稿いたします。

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建物の高さの基準面は2つあるって本当??

今回は、建物の高さを決める基準面の話です。
施行令 2条の条文に規定されてます。
……これを読むと、基準面が二つあります。
1つは、地盤面
例外は、道路中心点です。

では、何故基準が2つあるのでしょうか??
……そのときの基準??(気分でした)ではなく、しっかりとした考えがあるようです!!

---------------------------------------------------------
建築基準法施行令
(面積、高さ等の算定方法)

令2条:
 次の各号に掲げる面積、高さ及び階数の算定方法は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

6項:
 建築物の高さ 地盤面からの高さによる。←第一の高さ基準(原則)です。
       ただし、次のイ、ロ又はハのいずれかに該当する場合においては、
       それぞれイ、ロ又はハに定めるところによる。例外規定(第2の高さの基準)


イ: 法第56条1項一号(道路斜線制限)の規定並びに
令130条の12(道路斜線制限のバックセットの規定)
    及令135条の18(道路斜線制限と壁面線)
の規定による高さの算定については、前面道路の路面の中心からの
    高さによる。
      ↑
   イの条文は、いずれも道路斜線制限に関係する条文です。


---------------------------------------------------------
【富山の金ちゃんの解説】


建物の高さを決める基準面は、原則は地盤面です。但し、『道路斜線制限』の規定の『こころ(狙い)』は、
道路が、高い建物が建てられると暗くなるので、道路の幅員(幅)によって、
建てられる高さを規制しようとするものです。
前面道路が広ければ、高くてもOK,狭い場合は、低くしなさいということなのです。

ですが、道路より建物が建つ地盤面が高い場合は、地盤面の高さも含めないと
道路の暗さに対する影響を規制できないのです。

……ですから、『道路斜線制限』の高さ規制は、道路中心を建物の高さを規制する基準
   とせざるを得ないのです。

……ということは、例えば、道路から2mの高台に建つ建物は、最高高さは初めから
  他の建物より2m低くなるのです。

……それでは、あまり可哀想なので、緩和措置として令130条2項で
  
  高低差-1m/2 だけおまけしましょう!→(高低差-1m/2分だけ、最高高さが高くなる)

ということなのです!

道路斜線高低差緩和(令135条の2)

【法規のウラ指導(学芸出版)より引用】


お上はいろいろ考えてますなー!!

でも、お上がいろいろ考えるから、受験生の悩みが増えるのです!
原則一本やりであれば、楽なのですが!!(でも、日常生活は不便・不利のなりますが)

-------以下は、引用条文の原文です!-------------------------------------------------
(建築物の各部分の高さ)
法56条 建築物の各部分の高さは、次に掲げるもの以下としなければならない。
一  別表第三(い)欄及び(ろ)欄に掲げる地域、地区又は区域及び容積率の限度の区分に応じ、前面道路の反対側の境界線からの水平距離が同表(は)欄に掲げる距離以下の範囲内においては、当該部分から前面道路の反対側の境界線までの水平距離に、同表(に)欄に掲げる数値を乗じて得たもの

令130条の12  法第五十六条第二項 及び第四項 の政令で定める建築物の部分は、次に掲げるものとする。
一  物置その他これに類する用途に供する建築物の部分で次に掲げる要件に該当するもの
イ 軒の高さが二・三メートル以下で、かつ、床面積の合計が五平方メートル以内であること。
ロ 当該部分の水平投影の前面道路に面する長さを敷地の前面道路に接する部分の水平投影の長さで除した数値が五分の一以下であること。
ハ 当該部分から前面道路の境界線までの水平距離のうち最小のものが一メートル以上であること。
二  ポーチその他これに類する建築物の部分で、前号ロ及びハに掲げる要件に該当し、かつ、高さが五メートル以下であるもの
三  道路に沿つて設けられる高さが二メートル以下の門又は塀(高さが一・二メートルを超えるものにあつては、当該一・二メートルを超える部分が網状その他これに類する形状であるものに限る。)
四  隣地境界線に沿つて設けられる門又は塀
五  歩廊、渡り廊下その他これらに類する建築物の部分で、特定行政庁がその地方の気候若しくは風土の特殊性又は土地の状況を考慮して規則で定めたもの
六  前各号に掲げるもののほか、建築物の部分で高さが一・二メートル以下のもの



第135条の18  法第五十二条第十項 の政令で定める建築物の部分は、次に掲げるものとする。
一  ひさしその他これに類する建築物の部分で、次に掲げる要件に該当するもの
イ 高さが五メートル以下であること。
ロ 当該部分の水平投影の前面道路に面する長さを敷地の前面道路に接する部分の水平投影の長さで除した数値が五分の一以下であること。
ハ 当該部分から前面道路の境界線までの水平距離のうち最小のものが一メートル以上であること。
二  建築物の地盤面下の部分
三  道路に沿つて設けられる高さが二メートル以下の門又は塀(高さが一・二メートルを超えるものにあつては、当該一・二メートルを超える部分が網状その他これに類する形状であるものに限る。)
四  隣地境界線に沿つて設けられる高さが二メートル以下の門又は塀
五  歩廊、渡り廊下その他これらに類する建築物の部分で、特定行政庁がその地方の気候若しくは風土の特殊性又は土地の状況を考慮して規則で定めたもの

(道路面と敷地の地盤面に高低差がある場合)
令135条の2: 建築物の敷地の地盤面が前面道路より一メートル以上高い場合においては、その前面道路は、敷地の地盤面と前面道路との高低差から一メートルを減じたものの二分の一だけ高い位置にあるものとみなす。
2  特定行政庁は、地形の特殊性により前項の規定をそのまま適用することが著しく不適当であると認める場合においては、同項の規定にかかわらず、規則で、前面道路の位置を同項の規定による位置と敷地の地盤面の高さとの間において適当と認める高さに定めることができる。


建物高さ基準点(令2条)

【史上最強よくわかる建築基準法(ナツメ社)より引用】



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