ラクトレ1級・2級建築士 法規ブログ講座

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内装制限【法35条の2→令128条の4】…連携条文

内装制限の条文は、悪名高き 条文です。
 この内装制限は、私が勝手に名付けた 『連携条文』です。
法35条の2と令128条の4の二つの条文を見ないと、意味がわからなくなる厄介な
タイプの法規制です。

目的は、『内装の不燃化』 ‥室内で火事が起こっても燃え広がらないように
燃えにくい材料で、内装を仕上げなさい。という 日本国民の生命を守る という
大切な法律なのですが!!!

この連携条文は、建築基準法関連で、一番わかりにくい書き方をしてあります。

では、例によって原文を載せます。

--------------法35条の2の原文-------------------
第三十五条の二  別表第一(い)欄に掲げる用途に供する特殊建築物、
階数が三以上である建築物、
政令で定める窓その他の開口部を有しない居室を有する建築物、
延べ面積が千平方メートルをこえる建築物
又は建築物の調理室、 浴室その他の室で
かまど、こんろその他火を使用する設備若しくは器具を設けたものは、

政令で定めるものを除き、

政令で定める技術的基準に従つて、
その壁及び天井(天井のない場合においては、屋根)の室内に面する部分の

仕上げを防火上支障がないようにしなければならない。

---------令128条の4 の原文----------------------------
第百二十八条の四  法第三十五条の二 の規定により政令で定める特殊建築物は、
次に掲げるもの以外のものとする
 次の表に掲げる特殊建築物
構造耐火建築物準耐火建築物その他の建築物
用途
(一)法別表第一(い)欄(一)項に掲げる用途客席の床面積の合計が四百平方メートル以上のもの客席の床面積の合計が百平方メートル以上のもの客席の床面積の合計が百平方メートル以上のもの
(二)法別表第一(い)欄(二)項に掲げる用途当該用途に供する三階以上の部分の床面積の合計が三百平方メートル以上のもの当該用途に供する二階の部分(病院又は診療所については、その部分に患者の収容施設がある場合に限る。)の床面積の合計が三百平方メートル以上のもの当該用途に供する部分の床面積の合計が二百平方メートル以上のもの
(三)法別表第一(い)欄(四)項に掲げる用途当該用途に供する三階以上の部分の床面積の合計が千平方メートル以上のもの当該用途に供する二階の部分の床面積の合計が五百平方メートル以上のもの当該用途に供する部分の床面積の合計が二百平方メートル以上のもの
一 この表において、耐火建築物は、法第八十六条の四の規定により耐火建築物とみなされるものを含み、準耐火建築物は、同条の規定により準耐火建築物とみなされるものを含む。
二 この表において、第百十五条の二の二第一項第一号に掲げる技術的基準に適合する準耐火建築物の下宿、共同住宅又は寄宿舎の用途に供する部分は、耐火建築物の部分とみなす。

 自動車車庫又は自動車修理工場の用途に供する特殊建築物


 地階又は地下工作物内に設ける居室その他これらに類する居室で法別表第一(い)欄(一)項、(二)項又は(四)項に掲げる用途に供するものを有する特殊建築物



 法第三十五条の二 の規定により政令で定める階数が三以上である建築物は、延べ面積が五百平方メートルを超えるもの(学校等の用途に供するものを除く。)以外のものとする。



 法第三十五条の二 の規定により政令で定める延べ面積が千平方メートルを超える建築物は、階数が二で延べ面積が千平方メートルを超えるもの又は階数が一で延べ面積が三千平方メートルを超えるもの(学校等の用途に供するものを除く。)以外のものとする。


 法第三十五条の二 の規定により政令で定める建築物の調理室、浴室その他の室でかまど、こんろその他火を使用する設備又は器具を設けたものは、階数が2以上の住宅(住宅で事務所、店舗その他これらに類する用途を兼ねるものを含む。以下この項において同じ。)の用途に供する建築物(主要構造部を耐火構造としたものを除く。)の最上階以外の階

又は住宅の用途に供する建築物以外の建築物(主要構造部を耐火構造としたものを除く。)に存する調理室、浴室、乾燥室、ボイラー室、作業室その他の室でかまど、こんろ、ストーブ、炉、ボイラー、内燃機関その他火を使用する設備又は器具を設けたもの(第百二十九条において「内装の制限を受ける調理室等」という。)以外のものとする。


----------富山の金ちゃんの解説----------------------
法35条の2  
別表第一(い)欄に掲げる用途に供する特殊建築物、
階数が三以上である建築物、
政令で定める窓その他の開口部を有しない居室を有する建築物、
延べ面積が千平方メートルをこえる建築物又は建築物の調理室、
浴室その他の室でかまど、こんろその他火を使用する設備若しくは器具を設けたものは、

政令で定めるものを除き
←ここがポイントです。 政令(令128条の4)に書かれているの以外が
内装の規制の対象なのです。
‥‥一応そう書いておきましょう→施行令でどんでん返しがあるのですが
!!

政令で定める技術的基準に従つて、

その及び天井(天井のない場合においては、屋根)の室内に面する部分の
   ←壁と天井が不燃化の対象です。(床は含まずです。)

仕上げを防火上支障がないようにしなければならない。 



--------令128条の4--------

 法第三十五条の二 の規定により政令で定める特殊建築物は、
 
 
次に掲げるもの以外のものとする
←対象建築は、令128条の4に掲げれれている以外のもの
                              

文面通り読むと、令128条の4に書いてあるものは、内装の不燃化の規制対象外に読めるのですが、
実は、違うのです!!(何故???)

それは、法35条の2と令128条の4とは 連携している条文なので、
法35条の2と令128条の4の 動詞の部分を注意深く読まなければならないのです。

結論は、二重否定は肯定という 論理です!

法では、政令で定めるものを除き×令では次に掲げるもの以外のものとする
     
ということなので、除く×以外=肯定となり、令128条の4に掲げてあるものは
内装制限の対象になるということなのです。

もし条文がに素直に、
政令で定めるものを除き×
令では次に掲げるもの以外のものとする
と書かれていれば、令128条の4に掲げられているものは、内装制限対象外なのです。

------------------------------------------------------------------------
皆さーんわかりましたか?? こんなもんわかるわけがないでしょう!!

あとの部分は素直に読んでください。特に問題がないのですが、
4項(火気を使う部屋)の条文がややこしいので
そこだけを解説して、内装制限の連携条文の解説は終わりにします。


----------4項の解説--------------------------------
 法第三十五条の二 の規定により政令で定める建築物の
調理室、浴室その他の室で
かまど、こんろその他火を使用する設備又は器具を設けたものは、
階数が2以上の住宅
(住宅で事務所、店舗その他これらに類する用途を兼ねるものを含む。以下この項において同じ。)
の用途に供する建築物(主要構造部を耐火構造としたものを除く。)

の最上階以外の階前半は、住宅の場合の規制内容です!
内装制限の対象は、2階建て以上の建物で、
最上階以外(1階など)の場所にある火気を使う部屋

です。平屋建ての調理室は対象外です。

又は住宅の用途に供する建築物以外の建築物(主要構造部を耐火構造としたものを除く。)
に存する調理室、浴室、乾燥室、ボイラー室、作業室その他の室で
かまど、こんろ、ストーブ、炉、ボイラー、内燃機関その他火を使用する設備又は器具を設けたもの
(第129条におい て「内装の制限を受ける調理室等」という。)

以外のものとする。

←上記の以外のものとする という動詞は、4項の前半の住宅の話と、後半の非住宅の話の
二つの文章にかかってます。
ここでも、二重否定は肯定という 論理です!

前半の住宅の条文の意味するところは
:政令で定めるものを
除き×
令:最上階以外の以外のもの=規制対象は【最上階以外の階】となるのです。

後半の非住宅の条文は
:政令で定めるものを除き×令:‥‥火を使用する設備・器具を設けたもの以外のもの=規制対象は火気使用室全部となるのです。

内装制限の対象は
①階数が2以上の住宅の最上階以外の火気を使う部屋と
②住宅以外の建物で、火気を使う部屋全部
となります。

また、【例外】主要構造部を耐火構造としたものを除く 
にも注意してください

ようやくここまでたどり着きました!
いろいろ書きましたが、結論は

令128条の4に掲げられている建物は 内容制限の対象になると覚えてください!

いちいち、条文を読んでいると頭が変になります!!






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  • 2014/07/11(金) 11:03:52 |
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